ドラゴンボールキャラクターの強さランキング

考察系

今回はドラゴンボール(原作限定)におけるキャラクターの強さを考えていきます。
まず最初に説明しますが、ドラゴンボールにはスカウターという戦闘力を計る機器が登場していて、キャラクターの強さが明確になっていると考える人も多いと思いますが、それは完全に間違いです。
スカウターの内部でどんな計算処理がされているのか一切わかりませんし、そもそも戦闘力を数値化すること自体がナンセンスなのです。

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例えば、バンタム級世界チャンピオンのプロボクサーである井上尚弥と、大相撲の横綱である逸ノ城はどちらが戦闘力があるのでしょうか?
エレベーターの中みたいな狭い場所なら攻撃パターンが限定されるので、井上尚弥は為す術もなく逸ノ城に押しつぶされてしまうはずです。
このような場所では体重差が物を言うため、幕下以下の相撲取りでも井上尚弥に勝つことが可能と思われます。

逆に広い場所なら、ボクサーである井上尚弥に勝機があるかもしれません。
相撲が短期決戦に特化した格闘技であることとルールの関係から、相撲取りの大半は太っており、逸ノ城の体重は200kgを超えています。
そのため体力切れを起こしやすく、長期戦に持ち込めば井上尚弥のほうに勝つチャンスが出てきます。
元横綱の曙がキックボクシング(K-1)に対応できずに、負け続けたのもこのためです。
更に相撲取りは体重を支えるため膝などへの負担が高く、ウィークポイントがわかりやすいという欠点もあります。
以上のように、戦闘の勝敗は状況により大きく変わるので、戦闘力という概念自体が極めて曖昧なのです。
場合によっては、戦闘力たった5の農夫が53万の宇宙人に勝つことだってあるかもしれません。
ですので、スカウターの戦闘力は強さを計る指標として完全に無視しても良いレベルと言えます。

戦いの勝敗結果も、強さを計る指標として100%は信じ切れません。
作中2回目の天下一武道会で戦った孫悟空とパンプットぐらいの差があれば明確に優劣を付けられますが、悟空とベジータの戦いぐらいになるともはや勝敗は時の運で、ちょっとした調子の良さ悪さで勝敗は変わってしまうと思われます。
風邪気味、お腹が痛い、頭が痛い、首を寝違えた、転んで膝を擦りむいた、寝不足、精神的な不安を抱えている等々、調子の悪い理由なんていくらでもあるわけで、年齢にもよりますが1年の内かなりの割合で調子が悪い日があるはずです。
つまり、悟空に倒された魔人ブウは調子が悪かっただけかもしれないのです。
また、戦いの勝敗はジャンケンのような三すくみの結果になることもあるので、直接対決の結果は、強さ弱さを計る指標としてそこまで参考にならないと考えられます。

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では、何をもってキャラクターの強さを計ればいいのでしょうか?

それは戦っているときの描写から判断するのです。

どれくらいの破壊力を持つ攻撃を行っているか、どれくらいのスピードで動いているかを漫画の中の描写から判断します。
そしてその点を踏まえた結果、ドラゴンボールのキャラクターは思ったより強くなっていないことに気付きます。
スカウターの数値や登場人物の台詞から、ドラゴンボールのキャラクターは強さがインフレしているように思いますが、実際はそこまで強くはなっていないのです。

攻撃力に関しては、ピッコロ大魔王(初代ピッコロ)との戦いか、遅くともサイヤ人との戦い以降はほとんど強くなっていないと思われます。
この辺りから、ドラゴンボールの戦闘描写は、強くとも岩山が吹き飛ぶ程度でずっと留まっているのです。
スピードに関しても、ほとんど速くなってはいないでしょう。
ドラゴンボールでは戦いの途中で言葉を発しているシーンがありますが、この際の言葉はさすがに普通の速度で話していると思われるため、そこからある程度動いているスピードが判断できます。
そしてそのスピードを計算すると、最初の天下一武道会ぐらいからほとんど速度が上がっていないことがわかります。
最初の天下一武道会でジャッキー・チュン(亀仙人)とクリリンが戦った際、動きが早すぎて観客の目に見えず、どんな行動をしていたか丁寧に説明するシーンがありました。
この時点で既に超絶的な速度で動いていたわけで、それ以降はほとんどスピードは速くなっていないと思われます。
神経の伝導速度にも限界があるでしょうから、そんなに動きが速くなったら、いくら超人的な能力の持ち主ですら動きが追えなくなるはずです。

以上のことから、ドラゴンボールのキャラクターは作中で攻撃力もスピードもそこまで大きくは上がっていないと考えられます。
強くなっていたとしても、せいぜいNARUTOとかBLEACHとかのレベルで、100倍とか1万倍も戦闘力が上がることはあり得ないと思われます。

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その点を考えて、ドラゴンボールのキャラクターにおける強さランキングTOP10を、この場で発表します!!
※Dr.スランプのキャラクターは除外とします。

次点:ベジータ

ベジータがそれなりに強いことは間違いないでしょうが、作中でそこまで爆発的な攻撃を見せていないことと、戦績があまり良くないことを考え、次点止まりと考えます。

10位:ラディッツ

ラディッツには戦いで勝った描写がありませんが、この先で紹介する作中最強レベルの2人と同時に戦って互角に渡り合った点が高評価に繋がっています。

9位:天津飯

天津飯が放つ気功砲は、地面の底が見えなくなるなど作中でも屈指の攻撃力を誇っています。
また天津飯は作中での戦績がかなり良いため、TOP10入りも当然と言えます。

8位:セル

セルジュニアの扱いをどう考えるかが難しいのですが、一応、地球にいる戦闘員の大勢と一気に戦い五角以上に渡り合っているので、セル本体も相当の強さであると判断します。

7位:魔人ブウ

魔人ブウが行った世界中の人々を一瞬で殺す攻撃は、作中でも屈指の破壊力を有していました。

6位:孫悟空

孫悟空は作中の戦績がかなり良いため、当然、作中最強レベルの1人となっています。

5位:ナッパ

上記の説明で、ドラゴンボールのキャラクターは作中でそこまで強くなっていないと説明しました。
つまり、サイヤ人の地球襲来の時点でも地球の戦闘員はそれなりに強かったわけで、そんな戦闘員をまとめて相手にして優位を保ったナッパは、ベジータよりもよっぽど強かったと考えられます。
地球襲来直後に行った街を一瞬で消し去る攻撃も、ベジータが行ったどの攻撃よりも破壊力がありました。

4位:ミスターポポ

ミスターポポは、悟空と初めて戦ったときに雲嶺の差があるほどの強さを誇っていました。
上記した通り、ドラゴンボールのキャラクターは作中そこまで強くなっていないので、最終段階になってもこの差は埋まっていないと考えられます。

3位:フリーザ

フリーザは、大きさは不明ですがナメック星という惑星を破壊した描写があり、これは作中最高レベルの攻撃となっています。

2位:亀仙人

亀仙人は、かめはめ波で地球から月を破壊するという常識外れの攻撃を作中で行っています。
それだけでも十分すごい話ですが、なんと、かけらが地球に降り注ぐこともなく跡形もなく月を消し去っているのです。(その後の地球への影響は深く考えないとして)
かめかめ波のエネルギーが、あっという間に月に届いたことも驚きです。
現実世界の地球と月の距離では、音速で進んでも到着までに13日+6時間の時間を要します。
光の速度でも1.3秒です。
亀仙人が放ったかめはめ波は、数秒から遅くとも十数秒程度で月を破壊したと思われるため、相当の速度でエネルギーが移動したと考えられます。
フリーザが破壊したナメック星は月よりも巨大でしょうが、月を跡形もなく消し去ったこととエネルギーの移動速度から、亀仙人のかめはめ波はフリーザがナメック星を破壊した攻撃よりも遥かにレベルが高いと思われます。
亀仙人による月の破壊は、ドラゴンボールで行われた攻撃描写の中で最高レベルであることは間違いありません。

ドラゴンボールの世界における月の大きさや地球からの距離が現実と違っている可能性もありますが、天体である以上、それなりに大きくそれなりに地球から遠い距離にあるはずなので、上記の説明に大きなズレはないと思われます。

1位:ピッコロ(マジュニア)

ピッコロも亀仙人と同じく月を消し去っていますが、亀仙人よりも軽く消し去っているので実力が上であると考えられます。
天下一武道会が行われる島を消し去った攻撃も、かなりの破壊力がありました。
ちなみに、亀仙人が破壊した月は神様が復活させたとのことです。

以上、”純粋な心”でドラゴンボールを読めば、このような順位になると思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?
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