超人強度とは? ウォーズマン理論の考察

考察系

当ブログは、複雑化しつつある昨今の漫画を読みやすくするために漫画のデータや設定資料をまとめるブログですが、今後は考察系の記事も少しずつ書いていこうと思います。
その栄えある第1回目は、漫画『キン肉マン』に出てくる『超人強度』及び『ウォーズマン理論』についての考察で、別のところで12年前に書いた記事の再編集版となります。

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考察の入る前に、まずはウォーズマンの説明とウォーズマン理論の前提となる2つの条件を御覧ください。

前提1:ウォーズマンは超人強度100万パワーでベアークロー(手につけている爪形の武器)を片手に付けている。
前提2:ウォーズマンの必殺技であるスクリュードライバーは、コーナポストなどから高くジャンプし、相手ベアークローを向け回転しながら突進する技である。

そしてウォーズマン理論は、

超人強度100万パワーのウォーズマンが、ベアクローを両手に付け、普段の2倍のジャンプをし、いつもの3倍の回転を加えて必殺技スクリュードライバーを放つと、超人強度が1200万パワーになる

という理論です。
つまり、

100万パワー(基本超人強度)×2(ベアークロー2つ)×2(ジャンプ2倍)×3(回転3倍)=1200万パワー

ということになります。

これは、そのときウォーズマンが戦っていた超人強度1000万パワーのバッファローマンに対抗するために放った超必殺技の理論なのですが、唐突に発表されたため国民から総ツッコミをもらう形になりました。😅

ベアークロー2つ付けて超人強度が倍になるのはおかしいだろ!
なんで2倍のジャンプをすれば2倍も強くなるんだ!

など、さまざまな疑問と批判の声が上がったことはキン肉マンファンの中では有名な話です。

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しかし、よく考えてください。
ウォーズマンはロボ超人、別名『ファイティング・コンピューター』と呼ばれている超人です。
何もわかっていないようなキン肉マンや知ったかぶりのテリーマンが言ったのならまだしも、あのファイティング・コンピューター『ウォーズマン』が提唱したとなると、この理論があながち間違っていたとも言い切れません。
つまりこの理論、再考する価値があるわけです

そこで私の考察が始まりました。
まず最初に考えたことは、『そもそも超人強度とは何か?』という疑問です。
おそらく大多数の人が、読んで字のごとく『超人強度=超人の強さ』を表すものと捉えていると思います。
ただ、その捉え方でキン肉マンを読み進めると、おかしいことが多々あることに気付きます。(超人強度96万パワーの超人が1億パワーの超人に勝つなど)
逆にウォーズマン理論が正しいとすると、ベアクローを両手に付け、普段の2倍のジャンプをし、いつもの3倍の回転を加えると、12倍になるのが超人強度だということになります。

これはどういうことか?

スクリュードライバーという技を考えてください。
この技は、相手にベアークローを向けて回転しながら突進する技で、言うなればドリルのようなものです。
つまり、超人強度とはドリルの掘削力のようなものという仮説が成り立ちます。
ドリルの掘削力は、歯の大きさ、押さえつける力、回転数で決まり、これをウォーズマンの必殺技スクリュードライバーに置き換えると、

歯の大きさ=ベアークロー
押さえつける力=ジャンプの高さ
回転数=そのまま回転数

となるはずです。
この『超人強度とはドリルの掘削力のようなもの』という仮説が正しいことになると、

ベアークローを2個つけるということは、歯の大きさを倍にすることと同じになり
ジャンプを2倍高く飛ぶということは、押さえつける力を倍にするということになり(落ちる角度や速度などの複雑な計算は別にして)
回転数を3倍にすることは、もちろんそのまま回転数を3倍にするということになり

超人強度100万パワーのウォーズマンが、ベアクローを両手に付け、普段の2倍のジャンプをし、いつもの3倍の回転を加えて必殺技スクリュードライバーを放つと、超人強度が1200万パワーになる

というウォーズマン理論は、かなりの確率で正しいことになります。

もしこの理論が正しいことになると、超人強度とは(強度とは名ばかりで)単純な攻撃力、あるいは一撃に対する最大攻撃力に近いものなのかもしれません。
そうであるなら、少なくとも超人強度は超人の総合的な強さを示す数値ではないことになり、超人強度96万パワーの超人が超人強度1億パワーの超人に勝つということも理論上可能になるわけです。

私は物理学者でも数学者でもロボ超人ないので細かい数式などは分かりませんが、少なくともウォーズマン理論は、その後明らかになるさまざまな超人強度の矛盾より、正しい方向性を示していた可能性も十分考えられるようです。

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