小説『アルスラーン戦記』に登場するパルス王国最強戦士『万騎長(マルズバーン)』の一覧を簡易解説付きでまとめたので、以下ご覧ください。
アルスラーン配下の万騎長(マルズバーン)
ダリューン
大将軍(エーラーン)ヴァフリーズの甥でアルスラーンの腹心。
『戦士の中の戦士』(マルダーンフ・マルダーン)や『猛虎将軍』(ショラ・セーナニー)などの異名を持つ作中最強といえる戦士である。
12人の万騎長(マルズバーン)の中では最も若く、物語開始時27歳。
キシュワード
パルスで有名な武門の出身で、二刀流使いであることから『双刀将軍』(ターヒール)の異名を持つ。
告死天使(アズライール)と告命天使(スルーシ)という2匹の鷹を飼っていることも有名。
王に即位したアルスラーンに大将軍(エーラーン)の大任を任じられる。
クバード
豪快な性格でかなりの酒豪だが部下たちの信頼は暑い。
通称『ほら吹きクバード』と言われ、物語開始時31歳。
左眼にある一文字の傷が特徴。
ヒルメス(銀仮面)配下の万騎長(マルズバーン)
カーラーン
ヒルメスの王位継承の正統性を信じ、ヒルメス配下となる。
ヒルメスの下では大将軍(エーラーン)を任せられた。
ダリューンと戦いで戦死する。
サーム
第一次アトロパテネ会戦には参加せず、王都エクバターナの守備の任につく。
その後エクバターナ防衛戦で捕らえられ、後にヒルメスの配下の参謀として活躍する。
ザッハーク一党との戦いで戦死。
アンドラゴラス配下のまま亡くなった万騎長(マルズバーン)
バフマン
大将軍(エーラーン)ヴァフリーズとは戦友で、12人の万騎長(マルズバーン)の中で最年長の62歳。
かつてはヒルメスの教育係も勤めていた。
シンドゥラ遠征中の際、ガーデーヴィの投げた槍にて死亡。
シャプール
イスファーンの異母兄で騎士道を重んじる人物。
同じ万騎長(マルズバーン)のクバードとの不仲は有名で、同じ席に揃うときは両端に立つ。
第一次アトロパテネ会戦で捕虜となるが、拷問で死ぬことより仲間の弓矢で死ぬことを望み、ギーヴの放った矢により命を落とす。
享年36歳。
ガルシャースフ
第一次アトロパテネ会戦には参加せず、王都エクバターナの守備の任につく。
奴隷に対しては冷淡な一面を持つ。
エクバターナ防衛戦にて戦死。
マヌーチュルフ
第一次アトロパテネ会戦に参加し戦死する。
書の名人でもあり、美声の持ち主でもあった。
享年50歳。
ハイル
第一次アトロパテネ会戦に参加し戦死する。
クルプ
第一次アトロパテネ会戦に参加し行方不明となる。
戦死したものと思われる。
クシャエータ
第一次アトロパテネ会戦に参加し行方不明となる。
戦死したものと思われる。
アルスラーン王政下で万騎長(マルズバーン)となった者
※アルスラーン王政下では、万騎長(マルズバーン)が名誉職となっている。(本来は、1万の騎兵を率いる者という意味)
※ザラーヴァント、グラーゼ、ジムサの3人は、死後に万騎長(マルズバーン)の称号を追贈されている。
トゥース
元は南方ザラの守備隊長の職を任せられていたが、後にアルスラーンの下で戦うこととなる。
非常に寡黙な男で、戦友バニパールの娘3人を同時に妻に迎えるという偉業?を達成する。
コメント